2021年2-3月の営業報告
はやくも溜めた営業報告。ぜんぶ確定申告のせいだ。納税廃止。毎月100万をすべての人間に振り込みやがれ。
今月の寄付
毎度恒例寄付報告。
今回の寄付先はこちらです。
ミャンマー避難民人道支援 :80万人が人道危機に直面中【ジャパン・プラットフォーム】
日本の状況もやばいですが、明らかに、目に見える形でやばくなっている現在のミャンマー。大人たちの醜い(という言葉では足りないほどの)争いによって、文字通り「罪のない」子どもたちまで死に追いやられている状況です。日本もこのままだとこうなるぞ、という危機感も込めて。
金額は11,430円(1143点)です。2ヶ月分まとめて。
同額を「こども読書ちょきん」にも充当しました。
収支報告
2月分
支出
本や雑貨の仕入れ:532,333円
備品とか:40,933円
イベント謝礼:9,062円
寄付+「ちょきん」:5,340+5,340=10,680円
家賃:91,088円
電気代:4,667円
Wi-Fi:4,708円
計:693,471円
収入
店舗:704,307円(478点)
ウェブストア:87,053円(56点)
卸売:0円
イベント配信:9,000円
ハマノコーヒー業務委託:10,700円
リトルスタッフ:2,200円
計:813,260円
総計:+119,789円
3月分
支出
本や雑貨の仕入れ:1,000,584円
備品とか:29,626円
イベント謝礼:22,000円
寄付+「ちょきん」:6,090+6,090=12,180円
家賃:91,088円
電気代:4,447円
Wi-Fi:4,708円
水道代:890円
計:1,165,523円
収入
店舗:829,377円(485点)
ウェブストア:304,691円(124点)
卸売:2,640円
イベント配信:30,000円
ハマノコーヒー業務委託:11,080円
リトルスタッフ:2,200円
計:1,179,988円
総計:+14,465円
雑感
体感的には「くそやべえな」という2-3月でしたが、数字にしてみると意外になんとかなってました。一応、黒。なんとまあ。
イベント関連の項目が増えました。支出にある謝礼は登壇者へのギャラ。収入にある配信はツイキャスの配信チケット購入額です。後者はその後振り込み手数料とか諸々のあれこれが引かれるので正確な数字ではないですが、面倒なので生の数字を。イベントの店内観覧の売上はエアレジで管理しているので、写真各月3枚目の「そのほか(サービス類)」に入っています。
1-3月と、本の売上はだいたい50万円前後のようです。ここに何かしらの特殊な商材、つまり現状ではnichinichiさんのアクセサリーが入ってくるかどうかで、月々の売り上げの額が左右される、というのが開店3ヶ月を終えての実情です。まあでも一応赤字じゃないってのが、とても大事。ちなみに3月の支出がドカンとでかいのは、nichinichiさんの委託仕入れ分の支払いをしたから。これがあっても黒になった、というのが個人的にはとてもうれしい。完全に赤だと思ってたので。
結局のところ、お店の半径2〜3キロあたりのひとたちへの周知、認知度がまだまだポンコツなわけです。ということでチラシを1万枚刷って(約18,000円)、地道にポスティングをしているなうです。1日500枚を目標に。朝起きれないのが難点。ポンコツです。
あとはもうとにかく「存在しつづける」ということです。数年、どんな状況でも存続していれば、どうもここに本屋があるらしい、ということは周辺のひとたちの頭に刻み込まれていくので。存在を知ってもらえたあとに来店してくれるかどうかはもう好みの問題で、それはこちらでコントロールできることではないので、追いすぎることはしない、というのが大事かと。「みんなの好み」には合わせられないし、合わせないほうがいい。
などと言い聞かせて必死にやっておりましたこの2ヶ月。2月はまるまる尾崎世界観『母影』刊行記念の展示イベントを奥の部屋で開催、ファンの皆さまが約100人くらいは来てくれました。本の購入も、想像よりはありました。2月が黒になったのは完全にこれのおかげです。あとは石田月美『ウツ婚!!』関連トークイベント。常連・高橋くんが月美さんと知り合いで、昨年11月の刊行時に当店で予約をしていったことから開催が決定されたこのイベント。大感謝。幕張支店初のトークイベントとなりました。配信もなんとかできたようで、一安心。少額とはいえギャラの支払いもできてこちらも黒、ということで本当によかった。
3月はイベント関連は爪切男×祟山祟トークイベントがありました。こちらも大成功。編集の高石さん関連の縁には本当に助けられている。イベントとしての収益もgood。そしてnichinichiさんの「灯台モチーフ」アクセの納品。これは本当に助かった。lighthouseオリジナルということもあり、これ目当てに来てくれるひとが下旬は多かったです。今回から通販も開始。もう少し慣れてきたら点数増やして常時購入可能な感じにしたいですね。とりあえずそろそろと発車しました。ちなみに店頭在庫、まだ少しありますよ。
ほかには、マリーンズの試合観戦イベントをはじめました。奥の部屋にモニターを持ち込んで、楽天TVを繋いで視聴。基本的にはビジターの試合のときにやってます。これは収益云々というより、「このお店に行けばなんか楽しいことやってる」というイメージを持ってもらうための施策のひとつで、ようは「本を買わなくても行っていい場所なんだな」と思ってもらうためのアレです。あとは単に自分が観たいから。仕事しながら野球観たいよね、という贅沢な欲望を叶えるためのイベントです。月に3〜4回やる予定。マリーンズファンは参加してください。無料。
スペイン語教室もはじめました。小学校の同級生が講師です。奥の部屋は教室とかワークショップとかにも自由に使える場所にしたいので、まずは気の置けない友人から。まだまだお店自体の周知が弱い&スペイン語なのでたくさん集まってます!ということにはなってないですが、少しずつ定着していけばいいなと。これも結局は「継続」ですね。
あと3月は、フェミニズム/反差別関連の表明をTwitterでした影響がはっきりとわかる月でもありました。わかりやすい例を挙げると、北村紗衣さん関連の件でフォロワーもグッと増え、そのあと店舗でのフェミニズム関連本の購入率もグッと上がりました。元々、大雑把にわけると「女性向け」の本が多いというか、どうも僕の選書はそういう傾向にあるらしいこともあり女性客の割合が多いのですが(nichinichiさんの影響もあるだろうけど、アクセサリーと本をセットで買っていく人が大半なわけだから、やはり元々の相性のよさはあったのだと思う)、そこにカチッとハマったというか、お店のこの在り方は間違いではなかったのだな、という確信を得られました。示すべき態度、姿勢がわかったというか。そしてなによりもうれしいのが、いわゆる「政治的」な立場をはっきりと表明したことが結果につながっている、というのを実感できたこと。ヘイト本は置かないとか、女性差別に反対しますとか、そういう意見を「お店/企業」として表明することが、お店や企業にとってマイナスの影響にはならない、という実例を、弱小個人事業主であっても実証すること、それを世間に見せつけること、それができた感触があります。だから皆さん、どんどん表明していきましょう。横暴な権力、理不尽な支配、腐敗した政治にははっきりとNOを。それで来なくなる客など、最初から客ではないし、むしろその表明をすることで存在に気づいてくれるひとの数のほうが圧倒的に多いです。ビビらずいきましょう。明らかにマイナスよりプラスのほうが大きいです。自分のビジネス的にも、みんなの社会的にも。
以上!営業報告でした!
4月は単体で報告したい!!ふがー!!