2021年5月の営業報告
今月の寄付
毎度恒例寄付報告。
今回の寄付先はこちらです。
5月は入管法の改悪というかなんというか、本当にクソな法案が可決されそうになった月でした。デモ(Twitter含む)のおかげでなんとか踏みとどまりましたが。毎月、というか毎日のように「最悪」が更新される日々ですが、諦めずにやっていきましょう。なるべくはやく人権を手に入れましょう。この国に住むすべてのひとのための、人権を。
金額は7,700円(770点)です。
同額を「こども読書ちょきん」にも充当しました。
収支報告
支出
本や雑貨の仕入れ:629,778円
備品とか:58,004円
送料(クリックポスト):13,464円
イベント謝礼:3,500円
寄付+「ちょきん」:7,700+7,700=15,400円
家賃:91,088円
電気代:3,992円
水道代:960円
Wi-Fi:4,378円
まいぷれ掲載料:8,800円
「灯台よりvol.3」製作費(原稿料+印刷費):200,350円
計:1,029,714円
収入
店舗:651,925円(476点)*うち23点は駄菓子
ウェブストア:323,088円(285点)
ウェブストア以外の注文:58,130円(32点)
卸売:74,823円
イベント配信:0円
ハマノコーヒー業務委託:10,030円
リトルスタッフ:2,200円
計:1,120,196円
総計:+90,482円
店舗売上詳細
*割引額は「こども読書ちょきん」利用額です。
雑感
5月も店舗の売り上げは苦戦していました。特に5/3から中旬までの日々。4月末にナンバガの配信ライブを観て、そのときに向井秀徳がずっと「異常空間Z」と繰り返し発していて(おそらく「無観客」の意)、lighthouse店内も完全にそれでした。しかし「異常空間Z」という言葉を知っていたおかげで、それを連呼することでメンタルの崩壊を防げました。ありがとう向井秀徳。
基本的に大型連休直後は売り上げが落ち込む、らしいので、その流れに漏れずに乗っかった、ということなのかもしれません。が、連休中も異常空間Zだったので、なおさら異常空間Zみがふかみ、絶望のふかみ、という感じでした。とはいえ後半は持ち直したので、4月の売り上げを少し上回っています。なんとまあ。
5月の後半から、いわゆる「土日型」の傾向が強く見えはじめています。これまでもそうだったといえばそうなんですが、その傾向がより強まった感じです。やはりまだまだご近所さんへの周知、認知、定着度がてへぺろ、って感じなんでしょうね。ということで近いうちに看板を作成、1本となりの大通りに「怒られるまで」設置しようかなと思います。怒られないかもしれないし。
それにしてもウェブストアの売り上げです。4月はこだまさん爪さんの新刊祭りがありましたが、5月はなんだったのか。ひとつは『タコのくに』のおかげなんですが、こちらは1冊300円(税込)という薄利多売半兵ヱ極まりねえ1品なので、儲けはほぼなし、なんならウェブストアの手数料+寄付の20円で足が出ているのではないか(タコだけに?)、という感じ。もちろんそれをするだけの意味というか価値があるZINEだからやってるわけで、これは商売云々の問題ではないのだけど(長い目で見れば商売でもある。クソな社会がどうにかならないと=経済状況が上向かないと本屋は生き残れないから)。とりあえず、現代人必読です。あなたはどっちのタコになりますか?
で、このタコちゃんが「乱獲」されていたのは確かで、タコとセットでほかの本を買うひともそれなりにはいたのですが、それを差し引いてもウェブでの売り上げ比が高いと思います。店舗の50%。5月からウェブストアのトップに「ストアにない本も取り寄せ可能」的な文言を入れて、クレカ決済用の支払いサービス(stripeってやつ)を導入したのも大きいかもしれません。メールに支払いリンク付きの請求書を添付する仕組みで、これが浸透するともっと「通販」の売り上げが伸びるはずです。この本を買いたい、よりも、この本屋で買いたい、を優先する、みたいな買いかたをしてもらえるのが個人店の強みで、少なくともlighthouseはそれを追求/追究していくことで生存可能性を高められるタイプの本屋だと思うので。
あと、今月は配信ありのトークイベントをやりませんでした。イベントは「後藤明生聖地巡礼散歩ツアー」のみ。友田とんさんに案内役を手伝ってもらって、幕張の町を歩きました。後藤明生ファンと、幕張のひと、その両方がええ感じの塩梅で参加してくれた気がします。参加者の皆さんがそれぞれ、持てる知識を動員して解説、幕張の町歩き(歴史探報)的な要素も濃く出る結果になって、とても楽しい2時間でした。こういうの、もっとやりたいですね。何回やってもいい。
と、言いつつクローズドな配信イベントはやってました。フェミニズム勉強会「ある本屋」です(詳細はリンク先にて確認してくださいませ)。こちらの準備がかなり大変だったので、ほかのイベントは入れませんでした。無理は厳禁。この「ある本屋」は隔月開催で、少なくとも1年は継続する予定です。もしよろしければ次回7月からご参加を(数日中に日程決めます)。実際に5月にやってみて、これは意味とか意義とかがちゃんとある会になるだろう、という実感もありました。まだまだよちよち歩きではありますが、存在しつづけることに意味がある、というタイプのものだと思うので、ちゃんと「歴史」にしていこうと思います。
そしてなんといってもこれです。「灯台より」vol.3(特集:かく)の刊行。予定よりちょうど1ヶ月延びて、5/30の刊行となりました。いやはや、今回も激しい道のりだったぜ。でもその道のりが反映されてる中身になったと思います。そしてこれも「歴史」に残すためのものだったりするので、ゆえに紙の本にしているのでござる。もちろんPDF版もあるので、お好きなほうでぜひ。(これが大変だったからイベントをやれなかった、という面もある)
そして6月もイベントは特になしです。ちょっと休憩しないと心身がもたない感じがしたので、あえて何も入れませんでした(毎月恒例の「高橋くん主催読書会」やマリーンズ観戦会はやっている)。さて、どうなるか。
それにしても。まさか黒字になるとは(「灯台より」製作費をすべて5月に計上しているし)。なんかどこかで計算ミスとか忘れてる支出とかがある気がバリバリしてるんですが、とりあえず黒ってことでいいですかね?いいともー!(『三体』おもしろいからなんでもいいや)