2021年7-8月の営業報告
今月の寄付
毎度恒例寄付報告。
今回の寄付先はこちらです。
のちの雑感の項目でも少し触れますが、8月のメンタリストDaiGoによる優生思想発言に対する批判と抵抗の意思を表すひとつの手段として、こちらの支援団体に。
なお、ほうぼくさんによるこの件についてのステートメントは以下から確認できます。大事なことが書かれているので、一度目を通してもらえるとうれしいです。
→https://www.houboku.net/news/20210816statement/
金額は2ヶ月分合わせて14,730円(1473点)です。
同額を「こども読書ちょきん」にも充当しました。
収支報告(7月)
支出
本や雑貨の仕入れ:1,500,247円
備品とか:32,020円
送料(クリックポスト):44,946円
イベント謝礼:0円
寄付+「ちょきん」:8,250+8,250=16,500円
家賃:91,088円
電気代:5,432円
水道代:960円
Wi-Fi:4,378円
まいぷれ掲載料:8,800円
計:1704,371円
収入
店舗:507,808円(378点)*うち19点は駄菓子
ウェブストア:1,157,433円(461点)
ウェブストア以外の注文:15,703円(5点)
卸売:2,250円
イベント配信:0円
ハマノコーヒー業務委託:10,090円
リトルスタッフ:2,500円
計:1,695,784円
総計:-8,587円
店舗売上詳細
*割引額は「こども読書ちょきん」利用額です。
*未設定は主に商品(在庫)登録をしていない注文品です。
収支報告(8月)
支出
本や雑貨の仕入れ:526,986円
備品とか:23,245円
送料(クリックポスト):21,033円
イベント謝礼:0円
寄付+「ちょきん」:6,480+6,480=12,960円
家賃:91,088円
電気代:7,268円
水道代:0円(2ヶ月ごと請求のため)
Wi-Fi:4,378円
まいぷれ掲載料:8,800円
計:695,758円
収入
店舗:515,458円(365点)*うち14点は駄菓子
ウェブストア:473,941円(260点)
ウェブストア以外の注文:63,710円(37点)
ブックカルテ:43146円
卸売:15,193円
イベント配信:0円
ハマノコーヒー業務委託:10,120円
リトルスタッフ:2,200円
計:1,123,768円
総計:+428,010円
店舗売上詳細
*割引額は「こども読書ちょきん」利用額です。
*未設定は主に商品(在庫)登録をしていない注文品です。
雑感
非常に苦しい2ヶ月でした、と書いているこの9月前半の15日間はさらに苦しい集客なので、ぴえん。久しぶりに異常空間Z(向井秀徳)がやってきています。
ということで7月と8月は店舗の売り上げがついに50万円台に乗った(乗った?)記念すべき(記念すべき?)2ヶ月でございました。完全に五輪とコロナです。政治がすべてにおいて悪い。そもそも五輪などの一大イベントがあるときに限らず、『千と千尋の神隠し』が放映されてたりサッカー日本代表の試合があったりするような日は、その時間帯の集客が落ちるというのが店舗業の運命(さだめ)でして、それが五輪なんてクソミソ一大イベント、さらにコロナ大爆発と重なったもんだからそりゃおおよその人は外になんか出るわけもなく、おかげでセキグチは高円寺、いや幕張で爆死、というかみな至るところで爆死、というのがこの夏だったと思います。ウハウハしてたのは脳(というか人権感覚)が死んでる人たちだけ。ふざけんなマジで。
なんとかなったのは、
7月→nichinichiさんのアクセサリー納品があった(該当月ウェブストア売上の8割以上がこれ&支出の8割くらいもこれ)*nichinichiさんへの支払いはこの数ヶ月分の委託販売分も含まれていて、その分の上乗せを吸収できるだけの単月売上にはならなかったため、全体として少しの赤になっている
8月→小田急&クソミソメンタリストの件でウェブストアの売上が伸びた
の2本立てによるところが大きく、つまりウェブストア=全国どこからでも家にいながらしてショッピングができる文明の利器による恩恵を受けた、ということです。
しかしやるせないわけです。特に8月。小田急のフェミサイド事件もメンタリスト優生思想発言も、こちらとしては「当然すべきことをした」だけであって、でもそれが世間的には「すごいこと」として評価を受けてしまう、つまりフォロワーが急増したりそれに伴ってウェブストアの売上が伸びる、ということが起きてしまう。売上が伸びることはうれしいけども、その理由が納得いかない。明らかに(このような捻れが生じてしまう)社会がバグっている。他人の不幸で飯を食っている気分にさせられている(差別主義者や嘲笑主義者?はきっとそう言う。「売上伸びてよかったじゃん」。いや、実際にそういうことを引用RTで複数人から言われた。「反差別をビジネスの種にしてる」みたいなことを)。
しかしそういう言論(もどき)にはこう言えばよい。「差別で売上が伸びる社会と反差別で売上が伸びる社会、どっちがいいですか?」後者のほうがいいに決まってるだろ、馬鹿。ビジネス上等だよ。もちろんビジネスのためにやっているわけではないけど。というか、反差別のためにビジネスをやっている、というほうが正確か。
ちなみに8月は、店舗の集客&売上の実態(実感?)とは裏腹に、ウェブストアなどなどのおかげで過去最高の黒を叩き出しています。その理由をいくつかわかる範囲で。
1 ウェブストアでの予約注文が多かった→前述の理由に加えて、9月発売本の予約を複数点とっていて、BASEの仕様上、売上が注文日基準で記録されるため8月分の売上が高くなっている→仕入れ分の支払いは9月以降になるため、そのときに赤になる可能性がある。
2 選書サービス「ブックカルテ」の売上分振り込みがあった→サービス自体は7月からスタートしていたが、実際の振り込みが8月末にあったため→各種手数料を引かれた実際の売上金額がわかるのは振込時なので、今後もこの計算方法とする→いまのところ定期的に注文が入っているので、この調子で月数万を上乗せしていきたい。
3 「ブックカルテ」に加えて「おしゃべり選書」という謎サービスをはじめた→ZOOMで話しながら棚を見て選書するという、擬似「一緒に店内でお買い物」サービスみたいなもの→スタート時の勢いで複数件依頼が入り、8月は想像以上の売上となった→9月以降同じペースで入るかは不明。
ということで「たまたま」の可能性が高い要素ばかりなので、9月はたぶんだめです。8月分でなんとかクッションできるか。ぴえん。
ということでドッキドキの営業報告でした。そろそろイベントを復活させたい(と毎月言っているね)。10月末から動きます。あと、僕のマリさんの単著をlighthouseからも出します。『まばゆい』。11月刊行予定。超絶がんばってる、なう。