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新刊チェック22/05/29-06/04
lighthouse226.substack.com

新刊チェック22/05/29-06/04

本屋lighthouse(ライトハウス)〈幕張支店〉
May 11
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新刊チェック22/05/29-06/04
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GW明け、来店の気配なしです。ご近所のくまざわ書店イトーヨーカドー幕張店が移転作業中なので、そっちのお手伝いをして日当をもらったほうがいいのではないか。たのしそう。


NHK出版
土を育てる
9784140819005
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784140819005

”有効な温暖化対策「カーボン・ファーミング」としていま脚光を浴びるリジェネラティブ(環境再生型)農業。その第一人者による初のノンフィクション”ということで、翻訳本です。今年も店の前でオクラちゃんを育てるので、そういう意味でも気になる本。将来的にはある程度の規模の畑というか、菜園というかをやる予定です。汽水空港のミニチュア版。


タバブックス
仕事文脈 vol.20
9784907053543
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784907053543

以前エッセイを寄稿させてもらったこともある『仕事文脈』の最新号。今号の特集は「家族×仕事」「「会う」が変わった」の2本。800円+税はこのご時世ではお得だよね、いいのか悪いのかわからないけど。


KADOKAWA
ディック・ブルーナ 永遠のデザインとことば
9784048974172
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784048974172

ブルーナへのインタビュー集。復刊もの。”悩みを抱える女性たちに勇気と元気をプレゼントできる本です”という宣伝文句に少々違和感あり。ひとつは「女性特有の悩みみたいなものを社会が作ってる」ってことへの(普段通りの)批判と、「”悩みを抱える女性たち”と特定しちゃうこと」への批判というか、なんというか。うまく言語化できないのだけど、版元側が軽々しく「悩みを抱える女性にどうぞ!」と言えちゃうことから感じる他人事感というか……エンパワメントってそんな単純・簡単なことじゃねえよな、という自戒込みでの引っ掛かりです。エンパワメントがビジネスになってしまわないように、ということかもしれませんね。ちょっと言語化できました。


インセクツ
インド音楽とカレーで過ごす日々
9784907932176
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784907932176

夏に向けて仕上げていきましょう。音楽とカレー。とはいえ夏じゃなくても最高の組み合わせなのでいつでもどんと来いである。ちなみにインセクツはスパイスカレーのキットも作り始めていて、当店にも入荷予定。売れなかったら自分で食べます。うへへ。


クオン
韓国の「街の本屋」の生存探究
9784910214344
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784910214344

数年前に「韓国の独立系本屋が熱い!」となり、それを追うようにして日本でも独立系書店が増え……という流れを踏まえると必読の1冊。先をいく韓国の本屋事情から日本の本屋の将来を考えましょう。ゲラもらってるので早く読みたいね(ゲラの積読)。


ネコノス
ねこかもいぬかも
9784910710013
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784910710013

浅生鴨エッセイ集。タイトルどおりに猫や犬が出てくるとは限らない、そんな可能性が浅生さんには存在するので侮れない。


新潮社
やりなおし世界文学
9784103319832
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784103319832

津村記久子の案内で海外文学名作古典などなどを紹介・解説してもらえるならみんな大丈夫(?)だね。バンザイ!!世界文学だから日本のも入ってるかも。


白水社
大丈夫な人
9784560090732
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784560090732

『別の人』のカン・ファギル、デビュー短編集。”本作に収録の「手」は、イギリス人翻訳家デボラ・スミスに注目され、イギリスで発行された韓国文学ショートストーリーシリーズに収められて大きな話題となった”。


三修社
呼び出し
9784384059847
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784384059847

ノーベル文学賞受賞者なのにほとんど知られていない海外文学シリーズ(と勝手に命名した)。ふだん語学とか英文学とかの学術書を出してる版元から、珍しく文芸書です。”「私は呼び出しを受けている」。朝の八時前、この告白とともに一人の女性が住まいを出る。一九八〇年代のルーマニア、とあるアパレル縫製工場で働く「私」は、今日は自分に出会いたくないという屈折した気持ちを朝から抱く。国外逃亡の嫌疑をかけられたため、毎回十時きっかりにアルブ少佐の尋問に出頭しなければならならず、今日がまさにその日だ。(訳者あとがきより)”。ほら気になってきた!!


みすず書房
ソーシャルメディア・プリズム
9784622090830
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784622090830

ザ・みすず本。副題は「SNSはなぜヒトを過激にするのか? 」。装丁のシンプルさが対照的でよい。青識亜論のなりすまし問題が最近は話題ですが、そういうダークサイドに堕ちた(本人はその自覚なし、むしろヒーローだと思っている)事例についても検討されているかも。こういう真摯な検証本こそちゃんと読まれるべき。タイトルで煽ってくる(中身は薄っぺら&ネトウヨ的)本は不要。ひろゆきみたいなやつ。その点、みすずは「SNSはなぜヒトを過激にするのか? 」を副題に持ってきて目立たせすぎないあたりも含めて信頼できる。


ブロンズ新社
戦争が町にやってくる
9784893097095
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784893097095

”2015年ボローニャ・ラガッツィ賞受賞、ウクライナの作家が子どもたちに向けて描いた平和と戦争の絵本。世界15言語に翻訳出版”とのことで、急いで翻訳権とって刊行したのだろうと思われる。よく見たらこの著者は『目で見てかんじて 世界がみえてくる絵本』『うるさく、しずかに、ひそひそと 音がきこえてくる絵本』のユニットだった。この2冊は店頭在庫ありです。というかもはや常備。


オクラちゃん、とりあえず2つ鉢を用意したんですが、片方だけ芽が出てきました。もう一方は日当たりが不十分だったもよう、ということで移動。果たして。

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