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そのひぐらし商会のナカノヒト、そしてひろこさんの3人で那須のどうぶつがたくさんいるところに行く。もともとは犬がたくさんいるところに行く予定だったのだけど、ここに行けば犬もいるしほかのキュートなやつらもいるので、こっちのほうがいいね!と私のなかでなったので。車で行きやすいのも理由のひとつ。当然ながら雨で(私はアメフラシである)、寒い。ひろこさんは前日忙しかったので車中では半分寝ていた。これは時間的な意味ではなく、意識的な意味で。起きていたけど寝ていた。黒磯駅でそのひぐらしをピックアップし、王国へ突入。温泉に浸かるカピバラたちを見つけてノックアウトされる我々。ペンギンたちの挙動にノックアウトされる我々。トラのファンサにノックアウトされる我々。しかし最も滞在時間が長かったのはわんちゃんコーナーである。ちなみに猫もいた。散歩中のわんちゃんに興味を持たれがちなひろこさんはここでも突撃されていた。しかし興味深かったのはペンギンである。飼育員がごはんをくれる、そのあとだ。食べ終わり、飼育員が帰っていく。そのあとについていくペンギンたち。しかし飼育員は扉の向こうに消えてしまう。どうすればいいかわからなくなったペンギンたちは、さながら飲み会終わりに外に出たはいいものの二次会の場所がわからなくて彷徨っている我々であった。複数人で固まる者、集団から離れひとり佇む者、会計中の幹事に確認しに行こうとする者……そこには我々がいた。その後、再び現れた飼育員のあとに続けず置いていかれるペンギンは、おそらくトイレに行っている間に誰もいなくなっていた我々である。
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