今週末6月2日(日)は千葉市検見川にある千葉朝鮮初中級学校運動場にて開催の「フレンドシップフェスタ」に出店します(幕張のお店はお休みです)。10時から15時30分まで。アクセスは、JR総武線新検見川駅より徒歩15分、または京成検見川駅より徒歩7分です(千葉県千葉市花見川区浪花町965)。
主催のインスタグラムにて各種情報を見ることができます。同日(と前日の6/1)には代々木公園にてベトナムフェスティバルもやっているようなので、元気もりもりな方はハシゴするといいのではないでしょうか。
ちなみに、フレンドシップフェスタが終わり次第、私はときわ書房志津店で開催される飯田朔×栗原康のイベントに向かいます。着いた頃には終わっている気がするので、おかたづけ要員です。
新刊チェック(24/06/16-22に刊行予定の本) *入荷は少し遅れます
岩波書店
アイヌがまなざす
9784000616416
https://www.iwanami.co.jp/book/b646699.html
“いまだ継続する不正義と差別に対して、アイヌの人々は何を問い、行動してきたのか。五人の当事者へのインタビューから現代アイヌの〈まなざし〉を辿り、アイヌの声を奪い、語りを占有し続ける日本人のあり方を問う”。石原真衣・村上靖彦の共著。予約開始しました。『Decolonize Futures』のvol.3は石原真衣さんがメインゲストのようなので、刊行されたらあわせて読みたいですね。vol.1とvol.2は好評発売中。
みすず書房
生きつづける 新装版
9784622097242
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784622097242
“1931年にオーストリアのウィーンに生まれたルート・クリューガーは、母親とともに強制収容所に移送されたとき、まだ10歳だった。戦後も45年を過ぎ、彼女は〈生き残り〉としての闇を抱えながら、またそのトラウマを乗りこえようとして、生きつづけるために、過去の記憶に問いかけた”。昨日、映画『関心領域』を観てきました。まだ感想がうまく紡げていないのですが、だからこそ多くの人に観てもらいたいとも思いました。原作小説もぜひ。
みすず書房
遠読 新装版
9784622097273
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784622097273
“テクノロジーや流通の革命・発達により世界がネットワーク化する今日、ごく少数(世界で刊行される小説の1%にも満たない)の「正典(カノン)」を「精読」するだけで「世界文学」は説明できるのか?”。学生時代に気になってはいたものの各種ハードルが高く諦めていた1冊が新装版に!なお、そのハードルはいまもまだ高いままですが、本屋になったいまは「仕入れる=お店の棚に置いておく=実質的な積読状態」を作ることができるため、無敵です。
みすず書房
数学思考のエッセンス
9784622097075
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784622097075
“「週末のバーベキューが雨で台無しになる確率は?」「スーパーのレジ待ちで一番早く進む列を見分けるには?」など日常的な事例をもとに、数学者や統計学者ら「数値家」の考え方を楽しく伝授”。先日、小田急電車が遅れており下北沢駅のB1ホームとB2ホームのどちらで待っているのが正解なのかわからなかったのですが、その答えも載ってますか!?(結果:総武線各駅停車千葉行きの最終列車に乗れずに津田沼駅までしか帰ってこれなかった)
春秋社
国歌
9784393930489
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784393930489
副題「勝者の音楽史」。“国歌は何を伝えているのだろうか――。世界の100曲以上の国歌を網羅的に分析し解説する画期的一冊。国歌の制定の歴史から現代における利用まで、ナショナリズムやポスト・モダニズム、コロニアル・ヒストリーといった観点から紐解く”。定期的に野球を観にいくのですが、国歌斉唱のときは意識的になにもしないようにしています。そういう存在がいなくなるとまずいと思いますし。
早川書房
三体3 死神永生 上巻
9784150124496
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784150124496
文庫。下巻も同時刊行。本編がこれで完結ですね。ドラマのほうはどんな感じなんでしょう。観ている方がいたら感想教えてください……。
早川書房
倫理資本主義の時代
9784153400283
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784153400283
新書。著者のマルクス・ガブリエルがイスラエル支持なので推せない1冊。気がついていないだけでイスラエル支持の著者は(特に欧米系には)多いだろうし、見るたびに悲しくなってしまう本が増えていくのは嫌ですね。
集英社
緩やかさ
9784087607918
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784087607918
文庫。ミラン・クンデラ。そういえばクンデラも読んだことがない。代表作ではないところからいくのもありでしょうか!?
人文書院
思想としてのミュージアム 増補新装版
9784409241639
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784409241639
“博物館や美術館は、〈もの〉が展示されているだけの透明な空間ではない。社会に対してメッセージを発信し、同時に社会から読み解かれる、動的なメディアである”“旧版から十年、植民地主義の批判にさらされる現代のミュージアムについて、欧州と日本の事例を繙きながら論じる新章を追加”。今年3月に国立西洋美術館で行われた川崎重工への批判デモが記憶に新しいところですね。関連記事、読んでおいてもらいたいです(近日中にこれに関する告知ができそうなので……)。
今週のお知らせコーナー
①定期読書会関連のお知らせ
・6/9(日)14時〜16時 高橋くん読書会
→今回の課題本は友田とん『先人は遅れてくる パリのガイドブックで東京の町を闊歩する3』。シリーズ完結記念。特に申し込みは不要です。自由参加。ツイキャスでも流します。zoom参加希望者はbooks.lighthouse@gmail.comまで連絡ください。
*まさかの「代わりに主催する」会に!!→主催の高橋くんがダブルブッキングしていることに気がついたため、欠席に。今回はわたくし関口めが代わりに主催させていただきやす。おもしろすぎるぜ。
・6/23(日)14時〜16時 『物語とトラウマ』ゆる読書会
→今回の課題本は多和田葉子の『星に仄めかされて』です。詳細はこちらから。
②5月18日(土)19時〜21時、江古田の本屋・百年の二度寝さん主催でジュンク堂の福嶋聡さんとの対談、無事終了しました。音声のみのアーカイブ販売も開始しました。
③〈新規イベント予告〉7月6日(土)の18時〜20時にて、小川和『日常的な延命』(ナナルイ)の刊行記念イベントを開催します。登壇者は小川さんと、小川さんの幼馴染・鎌田裕樹さん。幼馴染ってなんやねん!?となった方はリンク先をご確認ください。私は「なんてこった!!」となりました。詳細と申し込みページはこちら。なお、今回のイベントでは「共催」として神奈川県・大船のポルベニールブックストアさん店頭でも配信参加が可能です。共催システム、広げていきたい……。
④〈さらに新規イベント予告〉7月13日(土)は終日、柿内正午さんとのゆるゆるなイベントを開催します。途中からは青木真兵さんも参加してくれます。日中は流しそうめんをやりたい所存。流す方法を思案中。夜はトークイベントを予定。こちらも詳細確定次第あらためてお知らせをば。柿内さんと青木さんの共著新刊『二人のデカメロン』はついさっき入荷しました。
⑤ウェブストアを移転しました。新ストアはこちらです。旧ストアは完全に停止しようと思っていたのですが、無料プランに切り替えても7月くらいまで有料のままなので、Tシャツ売場にしました(新ストアにはTシャツ作成機能がないので)が、こちらもTシャツ作成機能が終了したのでSUZURIに移行しました。
⑥ブルースカイのアカウントを開設していました。なお、Twitterの運用はほぼ終了しました。緊急連絡やDM利用などは続けます。あと、Twitterでしか告知ができない/していないアカウントに関わる告知なども、当面の間は続けます。通常のお知らせ系はほかSNSにて同時並行的におこないますので、ご都合よろしいものでチェックしてください。各種リンクはこちらにまとまっていますので、よーちぇけらー٩( ᐛ )و
⑦2024年5月より営業時間を変更しました。土日祝日はこれまでどおり12時〜19時での営業ですが、平日の営業時間を14時〜21時に変更。いままでより2時間後ろにずらします。会社帰りにも寄りやすくなると思うので、ぜひ帰り道に……。