新刊チェック(24/07/28-08/03)&お知らせ
都知事選、お疲れさまでした(もちろんそのほか地域の選挙も含めて!)。運動の広げ方、あるいは受け取られ方について、次回以降に活かせるものがたくさん見つかった選挙になったのではないかと思います。とにかく「外」に広げないといけないということ、そのためには伝え方も大事だということ(正しいことを言っていれば伝わるはずだ、というのは傲慢さのあらわれでもある……)。勉強が嫌いになってしまった子どもに「なんで勉強しないんだ」「勉強には意味があるんだぞ」と正論を述べたところで、その子どもが勉強をするようになりはしないので。嫌いになったのは本人のせいではないし、その状況からどう掬い上げるのかを考えるのが親だったり教師だったりの仕事なわけで。それは政治の話に関しても同じだと思います。
選挙割、今月いっぱいまで開催してます。今回からは選挙権があるとかないとか選挙のある地域だとかどうとかは関係なく、とにかくみんなが使えるものにしました。詳細は画像にて(ALTに同じ内容の文章を入れています)。
*KADOKAWAグループのサーバーダウンの影響で、当店も例に漏れずKADOKAWAの入荷がストップしています。6月いっぱいでどうにかしたい、とのことでしたが、やっぱりぜんぜん復旧しませんでした。今月いっぱいもダメそうです。
新刊チェック(24/07/28-08/03に刊行予定の本) *入荷は少し遅れます
河出書房新社
とるに足りない細部
9784309209098
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309209098/
“1949年8月、ナクバ(大災厄)渦中のパレスチナ/イスラエルで起きたレイプ殺人と、現代でその痕跡を辿るパレスチナ人女性。二つの時代における極限状況下の〈日常〉を抉る傑作中篇”。“2023年、本作はドイツの文学賞であるリベラトゥール賞を受賞。しかし同年10月、イスラエルによるガザへの攻撃が激化するなか、フランクフルト・ブックフェアで開催予定だった授賞式は同賞の主催団体リトプロムによって中止され、ブックフェアは「イスラエル側に完全に連帯する」との声明を出した”という背景は、まさに現状そのものを表していつかのようですね。小池百合子とイスラエル大使のあれこれも、たとえ撮影日が最近じゃなくてもこのタイミングでイスラエル大使が投稿したのなら、それは批判すべきですよね。
河出書房新社
星の嵌め殺し
9784309032009
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309032009/
“第一歌集『Lilith』から4年、いま最も注目される歌人・作家の第二歌集”ということで、川野芽生の新作は歌集です。
リトルモア
誰のためのアクセシビリティ? 障害のある人の経験と文化から考える
9784898155912
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784898155912
“スロープや字幕を付ければ終わりではない。アクセシビリティの先には、生々しい身体を持った人間がいる”。“「バリアフリー」や「インクルーシブ」からこぼれ落ちる声を聞き、AIなどのテクノロジーにも領域を広げて考える”。目次が公開されてないのではっきりとはわかりませんが、結構実践的な内容になっているような気もします。著者は『ルール?本』の共著者ですね。
現代書館
ゲリラガーデニング
9784768459645
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784768459645
“ゲリラガーデン――この誰にでも可能な「庭づくり」は、持続可能な世界に直結するとともに、所有の概念をはげしく揺さぶる”。“空き地、手入れのされていない花壇、道路の中央分離帯、行政区分のあいまいな土地、いつの間にかゴミ捨て場と化している土地……。そんな土地を「庭へと変える」活動をしている人たちが、世界にはたくさんいる”。最高の1冊だ……お店の前のオクラちゃんもこの意識のもとでやっております……。
実業之日本社
うたたねの地図
9784408538617
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784408538617
“これまで取りこぼしてきた日々の感情を忘れないために短歌を詠む、人気歌人・岡野大嗣さん初の短歌×散文集です”。なんか表紙が気になる……と思ったら“装画・挿絵:中村一般さん”でした。やはり!!
岩波書店
個性的な人
9784000229814
https://www.iwanami.co.jp/book/b648009.html
“あるところに個性的な顔をもつ人がいた。その顔はみんなに愛され、画像がネットに溢れた。ところが自撮りを繰り返すうち、顔はやがて輪郭を失ってゆき──。ソーシャルメディア時代の「じぶん」を考えさせる、現代のおとぎ話”。オルガ・トカルチュクですが、今回は絵本的な要素もあるっぽいです(ヨアンナ・コンセホ 絵)。
雷鳥社
収納され続ける収納 生活者のデザイン史
9784844138051
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784844138051
“誰もがあたりまえに行っている行為「収納」。おもに住まいに関する収納を取り上げた書籍や雑誌の刊行はあとをたちません。なぜ収納の話題は尽きないのか。また、どうして私たちは物をどうにか収納しようとし続けるのか”。なにこれ絶対おもしろいじゃん……。本棚に本が収まりきらない我々は、必読なのでは!?
今週のお知らせコーナー
①定期読書会関連のお知らせ
・7/21(日)14時〜16時 高橋くん読書会
→今回の課題本は藤岡みなみ『時間旅行者の日記』。特に申し込みは不要です。自由参加。ツイキャスでも流します。zoom参加希望者はbooks.lighthouse@gmail.comまで連絡ください。
*なお、今回は読書会とあわせて火鍋が行われます。火鍋を食べながらの読書会。どうなるんだこれは。13時くらいから火鍋はやっていますので、前乗り歓迎。辛くない鍋も用意します。鍋に入れたいものがあれば持ってきてください。
・8/23(日)14時〜16時 『物語とトラウマ』ゆる読書会
→今回の課題本は多和田葉子の『太陽諸島』です。詳細はこちらから。
②〈取引代行始めます〉7月20日頃に春眠舎より刊行の『世界を配給する人びと 遠いところの声を聴く』(アーヤ藍 編著)を皮切りに、春眠舎の本の流通を本屋lighthouseにて担当します。ここでの流通とは「書店向け」の意味合いなので、読者の皆さんはふつうに本屋で買っていただけます。取り扱い希望の書店さんはこちらの取引条件をご確認のうえ、当店もしくは春眠舎までご連絡ください。ブックセラーでも注文可能です。
③〈新規イベント〉7月26日(金)19:30〜21:10にポルベニールブックストアで開催されるイベント『中島京子×金井真紀 「小説家が描く女性たち×テヘランで出会った女性たち」』を本屋lighthouse店内でも視聴できるようにします。本屋イベントパブリックビューイングみたいな感じですね。参加費は1600円(支払いは当日店内にて)。申し込みはこちらから。大船までは行けないぜ!とか、ひとりお部屋で見るのはさみしいね……な方は幕張までどうぞ。
④〈今週だね〉7月13日(土)は終日、柿内正午さんとのゆるゆるなイベントを開催します。途中からは青木真兵さんも参加してくれます。日中は流しそうめんをやりたい所存。とりあえず雨樋をホームセンターで買ってきました。あとは本屋にあるものだけで流せるのか、という試行錯誤をする時間にしましょう。夜はトークイベントを開催。詳細&申込(トークイベント)はこちらから。日中のそうめんとブース販売は参加自由です。流したいものがある方は持ってきてください。過去の失敗は流せません。後生大事に抱えてください。
⑤ウェブストアを移転しました。新ストアはこちらです。旧ストアは完全に停止しようと思っていたのですが、無料プランに切り替えても7月くらいまで有料のままなので、Tシャツ売場にしました(新ストアにはTシャツ作成機能がないので)が、こちらもTシャツ作成機能が終了したのでSUZURIに移行しました。
⑥ブルースカイのアカウントを開設していました。なお、Twitterの運用はほぼ終了しました。緊急連絡やDM利用などは続けます。あと、Twitterでしか告知ができない/していないアカウントに関わる告知なども、当面の間は続けます。通常のお知らせ系はほかSNSにて同時並行的におこないますので、ご都合よろしいものでチェックしてください。各種リンクはこちらにまとまっていますので、よーちぇけらー٩( ᐛ )و
⑦2024年5月より営業時間を変更しました。土日祝日はこれまでどおり12時〜19時での営業ですが、平日の営業時間を14時〜21時に変更。いままでより2時間後ろにずらします。会社帰りにも寄りやすくなると思うので、ぜひ帰り道に……。