新刊チェック(24/09/15-21)&お知らせ
本屋lighthouse出版部の新刊、オルタナ旧市街『Lost and Found(すべて瞬きのなかに)』が今日から販売開始です。発注をくれた各書店さんにも発送しましたので、明日から週明けにかけて順次到着すると思います。台風が来ているので、普段より遅れての到着になる地域もありそうです。しばしお待ちを。
27日(火)に、定期的に担当している日刊SPA!での書評が配信されました。今回取り上げたのは北田聖子『収納され続ける収納 生活者のデザイン史』(雷鳥社)でした。とある収納方法を教えてくれたお客さんに感謝。
新刊チェック(24/09/15-21に刊行予定の本) *入荷は少し遅れます
rn press
わたくしがYES
9784910422206
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784910422206
“祖父が亡くなるまでの一ヶ月間、家族と一緒にご飯を食べ、笑い、泣き、家族で祖父を見送った。家族や恋人、自分自身をとりまくすべてを肯定できるまでの愛情の記録”。“少年アヤが、本名の「松橋裕一郎」で挑む「覚悟」の一冊”。予約受付中です。
twililight
小さい午餐
9784991285172
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784991285172
“小山田浩子の初めての食エッセイ集”。こちらも予約受付中。なお、9月10日(火)には東京・三軒茶屋の本屋、twililightにて刊行イベントもあるようです。対談相手はオルタナ旧市街。ナイスな組み合わせ!なお、本屋lighthouseとtwililightはおそらく高頻度で間違えられており、お客さん、取次(問屋)、出版社、著者などなど、各所で勘違いが生じているもよう。屋上があるのがtwililight、オクラがあるのがlighthouse。これが必勝の見分け方です。
夜光社
幸徳秋水伝
9784906944231
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784906944231
“第一章 暴動はケアだよ”“第二章 おーい、伝次郎”と続く目次で著者が誰かは一目瞭然。栗原康でした。『二十世紀の怪物 帝国主義』もだいぶ前に読んだきりなので、これを機に再読したいかも。
NHK出版
日記の練習
9784140057476
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784140057476
“小説、エッセイ、短歌、絵本と幅広い創作で注目される作家、くどうれいん。その創作の原点は日記にあった。そんな彼女の日記の初の書籍化”。曰く“おもしろいから書くのではない、書いているからどんどんおもしろいことが増える”とのことで、確かにその通りなのだけど、なかなかその段階まで行くのが難しいのもまた事実……とにもかくにも予約受付中。
早川書房
老いぼれを燃やせ
9784152103611
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784152103611
“復讐譚、ゴシックホラー、社会批評など、バラエティに富んだ9篇を収めた傑作短篇集”ということで、アトウッドです。ハヤカワなので入荷までに少し時間がかかります。9月中に入荷すればいいかな、くらいの感じです。
みすず書房
平等についての小さな歴史
9784622097327
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784622097327
“私はこの20年間に不平等の歴史について3冊の著作を世に出したが、いずれもおよそ1000ページにも及ぶものになった。『格差と再分配』『21世紀の資本』『資本とイデオロギー』の3冊だ。…こうして積み重ねられた膨大な量の考証を前にすれば、どんなに好奇心旺盛な人でも意気消沈してしまうことだろう。そこで私はこれまでの研究を要約することにした。本書はその成果である”。これはもしやピケティ自身による「代わりに読む」なのではないか。しかし友田とんによる代わりに読むはむしろ「情報量を増やしていく」ことに意味があり、真逆の方向性と言えるであろう。つまりこれは代わりに読むではない。なんの話でしたっけ?
KADOKAWA
遠野物語
9784046059277
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784046059277
名著を漫画化していくシリーズ、今回は鯨庭さんが担当です。お察しの通り、私は『遠野物語』を読んだことがありません。これを機に読もうと思います。漫画のほうを。(原著を読んでそれを漫画化するというのはつまるところ「代わりに読む」なのではないか……)
柏書房
ニューヨーク精神科医の人間図書館
9784760155699
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784760155699
“デンマークから始まった「人間図書館(Human Library)」では、利用者は「本」ではなく貸し出された「人」と30分程度会話をすることができる。民族的マイノリティ、エイズ患者、移民、統合失調症患者、ホームレス、トランスジェンダー、失業者など、さまざまな人が貴重な時間を貸し出してくれるおかげで、この図書館は維持される。他人に向けられたスティグマ(負の烙印)や偏見を解消し、共存の意味を考え直そうという意図で始まったこのプロジェクトは、いまでは世界80数カ国で進められているという”。この取り組みは始めて知りましたが、日本でも開催されているみたいです。本書自体はエッセイ集とのことで、“アジア系移民のニューヨーク精神科医として出会った患者たちの、要約できない人生の断片”がまとめられているようです。
今週のお知らせコーナー
①定期読書会関連のお知らせ
・9/22(日)14時〜16時 高橋くん読書会
→今回の課題本は堀静香『がっこうはじごく』です。特に申し込みは不要です。自由参加。ツイキャスでも流します。zoom参加希望者はbooks.lighthouse@gmail.comまで連絡ください。
・9/29(日)14時〜16時 『物語とトラウマ』ゆる読書会
→今回の課題本はナボコフの『ロリータ』です。詳細はこちらから。
②〈新規イベント〉9月28日(土)にスナック社会科主催で『なぜガザなのか パレスチナの分断、孤立化、反開発』に関連するイベントを開催します。登壇者はスナック社会科のサトマキさんと、本の訳者・早尾貴紀さん。詳細&申込はこちらから。
③〈新規イベント予告〉10月13日(日)〜14日(祝・月)に、高橋くん主催のフェスが開催されます。現状、①高橋くんとゆかいな仲間たちによるなんらかの催しもの②演劇ユニット・遊星Dによる演劇③作家・Miyabi Starrさんによるなんらかの催しものが行われる予定で、もろもろ調整中です。両日とも本屋としての営業もしつつ、本棚を移動してイベントもやりつつ、というようなお祭り状態になる見込みです。詳細確定次第、お知らせします。
④ウェブストアを移転しました。新ストアはこちらです。旧ストアは完全に停止しようと思っていたのですが、無料プランに切り替えても7月くらいまで有料のままなので、Tシャツ売場にしました(新ストアにはTシャツ作成機能がないので)が、こちらもTシャツ作成機能が終了したのでSUZURIに移行しました。
⑤ブルースカイのアカウントを開設していました。なお、Twitterの運用はほぼ終了しました。緊急連絡やDM利用などは続けます。あと、Twitterでしか告知ができない/していないアカウントに関わる告知なども、当面の間は続けます。通常のお知らせ系はほかSNSにて同時並行的におこないますので、ご都合よろしいものでチェックしてください。各種リンクはこちらにまとまっていますので、よーちぇけらー٩( ᐛ )و
⑥2024年5月より営業時間を変更しました。土日祝日はこれまでどおり12時〜19時での営業ですが、平日の営業時間を14時〜21時に変更。いままでより2時間後ろにずらします。会社帰りにも寄りやすくなると思うので、ぜひ帰り道に……。
⑦mastodonサーバーを壊してしまったので新設しました。以前のlighthouseサーバーでアカウントを運用していた方はご連絡くださいませ。招待リンクをお送りします……。また、少々新規登録を受け付けますので、こちらのサーバールールに同意のうえ、こちらの招待リンクより登録をお願いします。とりあえず10名までです。