新刊チェック(25/07/13-19)&お知らせ
今週もいろいろお知らせ多めです。忘れないうちに冒頭に。
〈新規イベント〉
2025年7月21日(月・祝)12時〜15時 スナック社会科vol.12「早尾貴紀対談集『いつの日かガザが私たちを打ち負かすだろう』刊行記念 早尾さんと小田切さんにもっと嫌な話を聴く」を開催します。先日開催したvol.11の続編的な感じで、早速やります。店頭&配信。アーカイブもあります。vol.11のアーカイブもあるので予習的にぜひ。
〈今週土曜日(28日)開催〉
「市川ブックフェスティバル@シャポー市川1Fむすぶば」に出店します。JR市川駅構内なので雨でも晴れ(猛暑)でもモウマンタイ。11時から17時までやってます。この日は幕張のお店はお休みなのでお気をつけください。注文してた本を受け取りたい!とかあれば市川に持っていくのでご連絡をば〜。
〈今週日曜日(29日)開催〉
「ボギーと鹿子、さらには門土〜ブードゥーラウンジの逆襲・関東死闘篇〜」やります。門土くんの似顔絵、鹿子さんのトーク、ボギーさんのライブ、の3本立て(打ち上げの中華も含めると4本)。トークとライブは配信&アーカイブもあるので、当日スケジュール合わない方もぜひ。この日は12時から15時まで(棚は移動してるけど)通常営業してますので、本だけ買いたいねん〜な人はその時間帯に来てもらえると助かります。2週連続の音楽ライブだね〜。
新刊チェック(25/07/13-19に刊行予定の本) *入荷は少し遅れます
教育評論社
〈食べ方〉の文化史
9784866241203
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784866241203
“食べるという行為は、単に生命を維持するための栄養摂取にとどまらない。どのように食べるか、ということを我われ人間は考えてきた。テーブルの前に置かれた椅子に座り、ナイフとフォークを使って行儀よく食べるという、現代で当たり前となっている食事の光景は、ヨーロッパで長い年月のあいだに形成されたものである。王を中心とした宮廷という社会で、ほんの一握りの人びとが築き、特権的に受け取ってきた文化は、近代に入り、より身近なものとなった。そして今、現代に生きる我われも、それを享受している”。非常に興味がある1冊……。しかし結局上流階級、そしてヨーロッパが規範となるんだね、ということのよろしくなさ(特に後者)についてはたとえば中村達『私が諸島である カリブ海思想入門』(書肆侃侃房)をいっしょに読むといいと思います。中村さんの新刊『君たちの記念碑はどこにある? カリブ海の〈記憶の詩学〉』(柏書房)も今日やってきたのでこれから読みます。ということで唐突にお知らせ。中村さん選書の「カリブ海文学・思想が誘う記憶への旅」フェアを始めました。まだぜんぶ揃ってないけど、今週末には揃う気がします。関連本と思われるものも勝手に追加しちゃうよ٩( ᐛ )و
書肆侃侃房
まぶしい便り
9784863856837
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784863856837
“美しい文章とあたたかなまなざしで描くペク・スリンの初長編にして最高傑作”。“本作に使われている最大のモチーフに、「派独看護師(訳文ではドイツ派遣看護師)がある。韓国は一九六〇年代の失業問題と外貨不足を解決するため、海外への人材輸出を決めた。その一環として西ドイツに派遣されたのが、一万人を超える看護師と准看護師である”。『惨憺たる光』『夏のヴィラ』の短編集が書肆侃侃房から刊行済みですね。『夏の〜』は店頭在庫もあり。これを機にだれか代わりに読んでほしい。
twililight
珠洲の夜の夢/うつつ・ふる・すず さいはての朗読劇
9784911605004
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784911605004
“作曲家・阿部海太郎の声かけにより、演出・長塚圭史、戯曲・大崎清夏によって2022年、23年と奥能登珠洲で上演された『さいはての朗読劇』全戯曲”。“この戯曲集が完成する頃には、能登半島地震から一年半が経つことになります。珠洲の復興への道のりについては、私にはわからないことだらけです。でも、この戯曲集によって、ひとつの珠洲の物語をこの先の未来へ手渡すことができれば、少なくともそれは珠洲を愛する私にとって、ひとつの復興の形になるのではないかと思います”。(twililightとの直取引でサイン本も用意するようなので、本屋さんはぜひ発注をば……)
早川書房
九龍城砦1 囲城
9784152104427
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784152104427
“1980年代、香港。武侠の道でその名を知られる青年・陳洛軍(チャン・ロッグワン)は、裏社会を牛耳る大老闆(ボス)に騙されて、追われる身となってしまう。洛軍は、大老闆の手が唯一及ばない場所である魔窟・九龍城砦に足を踏み入れるのだが……!?”。大ヒット映画『トワイライト・ウォリアーズ』の原作本、シリーズ第1巻がついに刊行……。予約受付中だぜ……(発売日には入荷しないのでゆっくりお待ちくださいませ……)。
講談社
鳥の夢の場合
9784065404256
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784065404256
“「おれ、死んでもうた。やから殺してくれへん?」彼の胸に耳を当てた。するとたしかに心臓が止まっていた――。シェアハウスに住まう二人と一羽の文鳥。一つ屋根の下、同居人の蓮見から初瀬にもたらされた、気軽で不穏な頼み事。夢と現、過去と現在、生と死。あちらとこちらを隔てる川を見つめながら、「わたし」が決断するまでの五十五日”。群像新人文学賞受賞で芥川賞にもノミネートされた1作です(発売日あたり芥川賞は選考会があります)。当店出版部から『ホームページ(仮題)』を刊行準備中の仲西森奈さんが友人ということで、極小の世界で大盛り上がりしています。
黒鳥社
ミュージックシティで暮らそう 音楽エコシステムと新たな都市政策
9784910801025
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784910801025
“ライブハウスが減っていくのは「文化の問題」ではなく「都市政策の問題」かもしれない――。本書は、音楽を“社会のインフラ”ととらえ、まちづくりの戦略に音楽を取り入れる方法を説いた、新しい都市論です”。これはライブハウスだけに適用できる理論・仮定ではないと思うので、出版業界関係者も読んだほうがいい……。
山と溪谷社
あなたはもう遭難している 本当にあったびっくり遭難に学ぶ登山の超基本
9784635500517
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784635500517
“近年、「入山前遭難」と呼ばれる山岳遭難事例が増えています。これは、体力や経験、装備が不十分な登山者が増え、携帯電話による安易な救助要請も相まって、「登山を開始する前にもう遭難しているも同然」というものを指す言葉です。近年では、各地の遭難救助要請の大半がそのような事例になったそうです。本書では、実際にあった「入山前遭難」の事例をあげ、そもそもどんな知識や経験が必要だったかを解説する「登山入門書」です”。高校生の夏休み、ロープウェイを探していたらいつのまにか登山道を突き進んでいた鋸山を思い出す……あれをいまやったら危ないだろうなあ……。1時間くらい歩いて山頂に辿り着きました。
理論社
うっかり書房
9784652206805
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784652206805
“本が大好きなワオキツネザルのワオくん。うっかり気質が重なって、自分で本屋さんになることに。棚を作って本を並べて、読んだり読んでもらったり自分の本を創ったり…。本のお楽しみがいきかう「うっかり書房」はこちらです”。世の9割の本屋はうっかりでできています。あちらもこちらもうっかり書房です。よろしくお願いします。
今週のお知らせコーナー
①定期読書会&イベント関連のお知らせ
・7月5日(土)14時〜16時 高橋くん読書会 *今回は土曜日開催です
→今回の課題本はボブ・ブラック『労働廃絶論』(まとも書房)です。特に申し込みは不要です。自由参加。ツイキャスでも流します。zoom参加希望者はbooks.lighthouse@gmail.comまで連絡ください。
・7月6日(日)14時〜16時 『物語とトラウマ』ゆる読書会
→今回の課題本は岩城けい『さようなら、オレンジ』です。詳細はこちらから。
・7月26日(土)14時〜16時 Blakeさん主催のおしゃべりイベント「食べるを駄弁(だべ)る」
→こちらはだいたい2ヶ月に1回の開催です。参加費500円。当日現金払い。詳細はこちらから。
・6月27日(金)18時から マリーンズの試合を奥の部屋で観る会
→自由参加です。飲食物の持ち込みも歓迎。ただただ野球を観るだけ。
②〈特別イベント関連〉
・6月29日(日)終日、〈音楽ライブ〉ボギーと鹿子、さらには門土〜ブードゥーラウンジの逆襲・関東死闘篇〜を開催します。毎年恒例となりつつあるボギーさんのライブですが、今年はモンドくんの似顔絵と、鹿子さんのトークもある豪華版。鹿子さんの話し相手は私です。なにを話すか、現時点ではまったくわからん。わからんのすけ。詳細はこちらから。なお、このイベントは他店舗との共催も募集しています。端的に言うと、ライブビューイングみたいな感じで他店舗でも映像を流せるようにします。気軽にお声がけください〜。
・7月12日(土)12時〜17時、「こんばんはノンバイナリーです 談話室」を開催します。“『こんばんはノンバイナリーです』を書いた/読んだ/気になってる人たちが思い思いに雑談したりくつろいだりできる会です。何かしてもいいし、いるだけでも大丈夫。みんなでノンバイナリーの実存を祝福しましょう!”というイベントで、自由参加です。気軽にどうぞ〜。本はただいま再入荷待ちです٩( ᐛ )و
・〈出店イベント〉6月28日(土)11時〜17時「第2回市川ブックフェスティバル@シャポー市川1Fむすぶば」に出店します。今年の2月に第1回があって出店したものですね。この日は幕張のお店はお休みです。
・〈新規店内イベント〉7月21日(月・祝)12時〜15時 スナック社会科vol.12「早尾貴紀対談集『いつの日かガザが私たちを打ち負かすだろう』刊行記念 早尾さんと小田切さんにもっと嫌な話を聴く」を開催します。先日開催したvol.11の続編的な感じで、早速やります。店頭&配信。アーカイブもあります。詳細と申込はこちら。vol.11のアーカイブもあるので予習的にぜひ。
・〈新規店内イベント〉7月27日(日)13時〜15時 『アナキズム 新たな社会関係を創り出す』(白水社)刊行記念イベント「本屋から始めるアナキズム」を開催します。登壇者は訳者・小田透さん、高島鈴さん、北村紗衣さんです。詳細と申し込みはこちら。イベントタイトルが最高すぎて困っちゃう(高島さん発案)。
③読書のSNS&記録アプリ「Reads」のアカウントも取得、運用しています。個人的に読んでいる本を中心に紹介、ただただ楽しくやっております。ウェブストアでは「最近Readsで紹介した本」カテゴリも作りました。現状iOSのみですが、Androidにも対応予定とのこと。見るだけならウェブブラウザでもできるので、ぜひチェックしてみてください→本屋lighthouseのページ
④ウェブストアを移転しました。新ストアはこちらです。旧ストアは完全に停止しています。TシャツなどのグッズはSUZURIで販売中です。
⑤ブルースカイのアカウントを開設していました。mixi2も。なお、Twitterの運用はほぼ終了しました。緊急連絡やDM利用などは続けます。あと、Twitterでしか告知ができない/していないアカウントに関わる告知なども、当面の間は続けます。通常のお知らせ系はほかSNSにて同時並行的におこないますので、ご都合よろしいものでチェックしてください。各種リンクはこちらにまとまっていますので、よーちぇけらー٩( ᐛ )و
⑥2024年5月より営業時間を変更しました。土日祝日はこれまでどおり12時〜19時での営業ですが、平日の営業時間を14時〜21時に変更。いままでより2時間後ろにずらします。会社帰りにも寄りやすくなると思うので、ぜひ帰り道に……。