新刊チェック(24/12/08-14)&お知らせ
へろへろです。
12/1(日)文フリ東京のお品書きはこちら。
出張系イベントのお知らせ(先週と同じく)
12月7日(土)に奈良県立図書情報館にて「ディストピア文学のある世界を生きる」というテーマでおしゃべりすることになりました。図書企画展「ジョージ・オーウェル『1984』から40年 ユートピアとディストピアの先の世界」関連イベントという建て付けです。申し込みも開始していますのでぜひ。無料です。
翌8日(日)は昨年もやはりこの時期に突撃した奈良の本屋・ほんの入り口さんに忍び込みます。日中は出張・本屋lighthouseとしてブース展開、夜は入り口の服部さんとおしゃべり会です。おしゃべり会は有料で申し込みが必要ですが、ブースは店内にちゃっかり出没するだけなのでいつもどおりお店に来てくれれば大丈夫です。詳細&申込はこちら!(トークイベントは配信あります)
あと、11月28日(木)は津田塾大学にてお話をすることになっています……基本は学生向けの授業ですが、一般聴講も可能とのこと。テーマ的にもかなり真剣に向き合うべきものなので、準備が……がんばります(準備終わりました、えらい)。*なのでこの日は幕張のお店はお休みです。
新刊チェック(24/12/08-14に刊行予定の本) *入荷は少し遅れます
岩波書店
編むことは力
9784000616751
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784000616751
“編み物は、フェミニズムや社会運動を支えるツールでもあった。フランス革命時のトリコテウス、アメリカ革命時のスピニング・ビーズ、大戦時のニッティング・スパイ、トランプ政権時のプッシーハット・プロジェクト……。個人と政治、愛と経済を結びつけ、社会を幾度となく編み直してきたパワーの歴史をたどるエッセイ”。編み物ちゃんとやったことはないけど、読みたくなる1冊だ……編むことは力……邦訳タイトルいいな……「〜することは力」シリーズ出してほしい。
共和国
金時鐘 ずれの存在論
9784907986933
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784907986933
“日本語による現代詩の最高の担い手である金時鐘の詩作品一つひとつを綿密に分析した、稀有にして無二の詩論”。刊行が延び延びになっていた気がするけどついに……(書影が出てるからもう大丈夫だと思う)。“定価=6000円+悪税”!!いつも通り悪税の重みがやばい!!悪税め、このやろう!!
早川書房
同志少女よ、敵を撃て
9784150315856
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784150315856
文庫化ですね。もう3年経つのか……。ちなみに同日刊行でコミック版も出るみたいです。ハヤカワコミックスという新レーベル。名作小説をコミカライズしていくっぽいですね。
晶文社
言いたいことが言えないひとの政治学
9784794974570
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784794974570
“ふだんづかいの対話術を、政治学の知恵をつかって考えていく。個人・集団・社会にたいして、自分の思いを届ける技法とマインドをユーモアたっぷりに惜しみなく提案する一書”。『教室を生きのびる政治学』と同じ著者&出版社ですね。
Gakken
僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方
9784054070042
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784054070042
ひろゆき。2035年までにはこういうのが「ダサい」という共通認識が一般的になっているようにしたいですね。以上。
みすず書房
エッシャー完全解読
9784622097310
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784622097310
“エッシャーは鑑賞者を誘導するトリックを密かに散りばめていた。150点の図版でだまし絵の制作過程を分解し、エッシャーが決して語らなかったトリックを明らかにしていく”。ずっと騙されていたい……という欲求もあるけど、たぶん私は完全読解しても騙されるから大丈夫。
柏書房
人類と時間
9784760155804
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784760155804
“時計――時間を計る小さな機械の発明は、人間の文化にとって、印刷機と同じぐらい重要な意味を有していた”。ことあるごとに言ってる気がするけど、こういう本をじっくり読める生活がしたい……。働きたくない。
誠文堂新光社
途中でやめないごまかしリメイク
9784416524640
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784416524640
“山下陽光主宰のリメイクブランド「途中でやめる」の、かなり独自のリメイク方法をほぼほぼ公開”。“お手本通りにきっちりきれいにつくるというよりは、途中でやめるのリメイク方法をもとにして、自分なりの服づくりを楽しんでもらうことを推奨。失敗してもどうにかなるので大丈夫。まちがえた場所も少しの工夫でいい感じに仕上がりますよ”。これ、小屋も一緒で、途中でやめるといつのまにか完成してる=途中でやめないことになってるという不思議なあれ。バイトやめたい。
今週のお知らせコーナー
①定期読書会関連のお知らせ
・12/22(日)14時〜16時 高橋くん読書会
→今回の課題テーマは「ハン・ガン作品」です。今回はポピュリズムに走りました(私が)。特に申し込みは不要です。自由参加。ツイキャスでも流します。zoom参加希望者はbooks.lighthouse@gmail.comまで連絡ください。
・11/24(日)14時〜16時 『物語とトラウマ』ゆる読書会
→今回の課題本は林京子の『再びルイへ。』です。詳細はこちらから。
②〈新規イベント予告〉12月29日(日)スナック社会科忘年会を開催します。今年ラストの営業日に、社会科のサトマキさん中心にみんなでだらだらとお喋りする時間を作ります。店頭参加はもちろん、配信(zoom)でも参加可能にする予定。詳細など確定したら告知します。なお、11月23日(土)はスナック社会科本編も開催。タイトルは「スナック社会科×ふれしゃか生誕祭~ケイン樹里安さんの論考をいま横串に通してみる~」。ぜひご参加を。
③〈今週末!〉11月23日(土)13時〜18時「本屋の本を売る本屋 ごーすと書房 出張販売」開催します。もう3回目ですね。取り扱い書籍もどんどん増えているようなので、ぜひ。文フリ行くの無理、な方にもちょうどいいかも。なお、葛川篤 訳『燈台へ』を刊行する作家の手帖・小澤さんもこの日に来てくれるようで、実際に完成した本も販売するとのこと。つまり2ブース展開。激アツ。
④〈新規イベント〉11月30日(土)12時〜17時頃「父親の死体を棄てにいく 談話室」を開催します。“家父長制小説アンソロジー『父親の死体を棄てにいく』の主催・黒田八束、寄稿者のオカワダアキナ、孤伏澤つたゐの三名で、家父長制アンソロについてや、日常で知らず知らずのうちに家父長制に加担していること、本をつくって届けていくこと、など、ゆるやかなおしゃべりをする会”です。参加自由・無料のイベントです。文フリ東京の前日なので、ブース販売もやる予定。詳細など、随時更新予定。
⑤〈新規イベント〉12月14日(土)僕のマリ×オルタナ旧市街「お口に合わない記憶を食む」開催します。自由参加のイベントです。イベントタイトルと矛盾しますが、みんなでおいしいものを食べる時間とします。マリさんは芋煮会にする気持ちで溢れているもよう……オルタナ旧市街はどうするのか!?乞うご期待!!詳細はこちら。
⑥ウェブストアを移転しました。新ストアはこちらです。旧ストアは完全に停止しようと思っていたのですが、無料プランに切り替えても7月くらいまで有料のままなので、Tシャツ売場にしました(新ストアにはTシャツ作成機能がないので)が、こちらもTシャツ作成機能が終了したのでSUZURIに移行しました。
⑦ブルースカイのアカウントを開設していました。なお、Twitterの運用はほぼ終了しました。緊急連絡やDM利用などは続けます。あと、Twitterでしか告知ができない/していないアカウントに関わる告知なども、当面の間は続けます。通常のお知らせ系はほかSNSにて同時並行的におこないますので、ご都合よろしいものでチェックしてください。各種リンクはこちらにまとまっていますので、よーちぇけらー٩( ᐛ )و
⑧2024年5月より営業時間を変更しました。土日祝日はこれまでどおり12時〜19時での営業ですが、平日の営業時間を14時〜21時に変更。いままでより2時間後ろにずらします。会社帰りにも寄りやすくなると思うので、ぜひ帰り道に……。
あ!日刊SPA!での書評も公開されてました!今回はウルフ『灯台へ』新潮文庫版です。とにかく写真がかっこいい。