昨日あたりから話題になっている、政治による書店支援プロジェクトやらなんやらですが、支援の中身云々以前に「誰が主導しているか」を把握することがまず大事です。 経産省 地域の書店振興にプロジェクトチーム立ち上げへ 上記記事内に名前のある齋藤経済産業大臣ですが、「がんばれ本屋さん/上 「知は街にあり」 角川春樹×齋藤健・書店議連幹事長」という別記事内にもあるように、自民党が主体となっている「街の本屋さんを元気にして、日本の文化を守る議員連盟」に所属している議員です。 つまりこの支援策、自民党が主導しているわけです。そもそも「街の本屋さんを元気に」したいのであればインボイス制度はすぐに廃止、消費税も(出版物に限ることなく)減税して、減税ができないのであれば軍事費だとかマイナンバーだとかに充てている分を社会保障分野に充てる、そもそもベーシックインカムを導入……etc.をすれば万事解決とまでは行かずともそちらの方向に向かうわけでして、それをやらずにキャッシュレス決済の支援だとかカフェ・文房具併設店が云々だとかの話にするのは、それがもはや業界的に周回遅れの議論であることに加えて、なるほど目的は「中抜き」ですね、というのがモロバレの施策です。利権・中抜き目的なのはここ数年ではいつもの光景ですが。
新刊チェック(24/03/24-30)&お知らせ
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昨日あたりから話題になっている、政治による書店支援プロジェクトやらなんやらですが、支援の中身云々以前に「誰が主導しているか」を把握することがまず大事です。 経産省 地域の書店振興にプロジェクトチーム立ち上げへ 上記記事内に名前のある齋藤経済産業大臣ですが、「がんばれ本屋さん/上 「知は街にあり」 角川春樹×齋藤健・書店議連幹事長」という別記事内にもあるように、自民党が主体となっている「街の本屋さんを元気にして、日本の文化を守る議員連盟」に所属している議員です。 つまりこの支援策、自民党が主導しているわけです。そもそも「街の本屋さんを元気に」したいのであればインボイス制度はすぐに廃止、消費税も(出版物に限ることなく)減税して、減税ができないのであれば軍事費だとかマイナンバーだとかに充てている分を社会保障分野に充てる、そもそもベーシックインカムを導入……etc.をすれば万事解決とまでは行かずともそちらの方向に向かうわけでして、それをやらずにキャッシュレス決済の支援だとかカフェ・文房具併設店が云々だとかの話にするのは、それがもはや業界的に周回遅れの議論であることに加えて、なるほど目的は「中抜き」ですね、というのがモロバレの施策です。利権・中抜き目的なのはここ数年ではいつもの光景ですが。